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アドリブ感を出すには「間(ま)」や「緩急」『あの~』など。
普段の会話を観察して聞いてみると、
もちろんですが棒読みで話している人はいませんよね。
その場に応じて、常に考えながら喋るので、適度に間があったり、
ちょっと詰まったり、早口で喋ったり、ゆっくり喋ったりしていると思います。
詰まった時には『あの~』や『え~』が話の間に入っていたり、
会話を整える時には無意識に『で』『まぁ』などが入っています。
台本を読みながら、こうしたナチュラルな雰囲気、つまりアドリブ感を出すには、
このような「間(ま)」や「緩急」『あの~』などをいかに取り入れるかが
ポイントになります。そのためには、
・意識して緩急をつけながら台本を読む
・台本にあらかじめ『あの~』とか『まぁ』などを書き込んでおき、その通りに読む
など、棒読みにならないように工夫することが大切です。
ちなみに、普段の会話には「強弱」という要素もあります。
もちろん「強弱」をつけることで、アドリブ感は出てくるのですが、
あまり「強弱」をつけすぎると、話の内容そのものが大袈裟に聞こえ、
逆にナチュラルな雰囲気が消されて、誇張された不自然な響きになってしまう
こともありますので、注意が必要です。
ですので、慣れないうちは「強弱」より「緩急」を意識した方が、ベターかと思います。
今述べた方法は、テクニックといえば確かにテクニックかもしれません。
けれども、例えば、私たちが舞台や映画を観て感動できるのは、
出演している役者さんのセリフがナチュラルでアドリブのように伝わってきて、
決して棒読みではないからではないでしょうか。
少し意識するだけで、随分伝わり方は変わってくると思います。
私も、一日テレアポをしていて「あれ?今日はまだアポが取れていないな」と
気づいた時などは、ちょっと立ち止まって、全体的に早口になっていないか?
ゆっくり落ち着いて話できているか?アドリブで喋っているように話せているか?
など確認しています。
そして、今日はこれまで一本調子だったな、ちょっと早口ばかりだったな、と思ったら、
意識して「緩急」をつけたり「間(ま)」をとったりして改善すると、
たちまちアポが取れたりすることが、これまでに何度もありました。
アポインターのみなさんも、今日は調子が悪いな、アポがなかなか取れないな、
という時も含め、普段から是非、意識して「緩急」をつけたり
「間(ま)」をとったりすることを、試してみていただきたいと思います。
効果は絶大、結果はすぐに表れることでしょう。
もちろん、台本(トークスクリプト)を作成して、
それを読むことが前提であることをお忘れなく。